お金持ちと普通の人の決定的な「10の違い」

昨今、「貧しくはないけれどお金持ちとは言えない」、いわゆる中流階級の層が狭まり、二極化が始まっています。

楽チンを捨て去る!自ら進んで茨の道を選ぶ

無難に仕事するのは楽。他の誰かの下で働くのも、どちらかといえば楽なこと。一般人は、すぐに幸せと心地よさを結び付けようとする。しかしお金持ちは、自分を“心地悪い状況”に追い込むことで、結果的に大きなプラスが得られることを理解している。
起業は最初リスクを伴うし、それを背負い込むのは心地よいものではない。でも、このリスクこそ高い目標を達成し、富を得るために重要なこと。安全地帯から一歩外へと踏み出してみることだ。すべての選択肢と向き合ってみよう。富を得るためには、少しばかし不快な体験もしなければいけない。失敗することもあるだろうが、それも経験。失敗のない成功など、真の成功とは呼べない。

収入以上の生活を望んではいけない

億万長者が10万ドル(約1,200万円)の車や数百万ドルの家を所有している例は、じつは少ない。お金持ちは、減価する負債ではなく、高騰する資産にお金を注ぎ込み、収入以下の生活をする人の方が多いものだ。
2010年に出版された『The Millionaire Next Door』によると、平均的にお金持ちは、数年前の車を所有し、新車は買わないらしい。新品の高級車を買う余裕があったとしても、そこにお金を注ぎ込みはしない。仮にあなたの年収が100万ドル(約1億2,000万円)だったとしても、一年で100万ドルを浪費してしまえば、すぐに破産してしまうということ。

出世階段を上らず階段ごと所有する

中流層と呼ばれる人々は、誰かの下で働く傾向にある。彼らには仕事があり、キャリアもある。その点、上流の人は自営業者が多い。彼らは仕事ごと「所有」し、事業そのものを営んでいる。つまり、一般人が必死に上ろうとしている出世階段そのものを所有しているのだ。お金持ちは、収入を増やしていくためには、「自分のため働いてくれる人材」が必要であることをよく理解している。

「誰とでも仲良く」は損!賢く友達を選ぶ

お金持ちは、成功者の人たちと付き合いを持つことで、自分自身の成功に導くことができる人々。成功を収めていない人たちと付き合うことで、自分自身にもその影響が及ぶ傾向も理解している。
例えば、あなたの収入が、3人の友人の中で真ん中だったとしよう。「もっと稼ぎたい」と望むのならば、自分より稼ぎのある人と付き合うようにすることだ。大事なことは、成功者の考え方を学び、自分の中に吸収すること。もしも、お金持ちになりたいのであれば、お金持ちの考え方を身に付ける必要がある。

稼ぐためではなく学ぶために働

私たちは、他にもっと条件のいい仕事があれば簡単に仕事を変えたりする。では、お金持ちたちの考え方は?彼らは、仕事は「お金がすべてじゃない」ことを理解している。若いときは尚更。
若いうちは、将来金持ちになるために、自分のスキルと特性を磨くことが必要。セールスを深く理解するために、販売の仕事に就くとか、会計士を目指し、銀行で勤めてみたり。つまり、必要なスキルを学ぶために働くべきなのだ。高収入を得ながら目標を達成した成功者なんて、ほとんどいないのだから。

モノを所有しない
(所有するのはお金)

繰り返しになるが、再び高級車と豪邸の話について。とかく、中間層の人々は、稼いだお金はその分使いたがる。その証拠に、彼らが住む住宅街を回れば、新車や綺麗に居並ぶ新居を目にするもの。だが、お金持ちはどうだろう?金持ちになるためには物欲よりも、お金そのものに対する欲がある。厳密に言えば、お金よりも「お金を生み出すその方法論」に興味がある。モノを買い続ければ、当然お金は目減りする一方だ。
例えば、アメリカの投資家ウォーレン・バフェットは、1958年に31,500ドル(約376万円)で購入した家に現在でも暮らしている。モノを買うのをやめて自分が稼ぎ出したお金を維持し、投資することに使ってみよう。もしも、あなたが買い物依存症ならば、資産のためのショッピングでも構わない。投資に興味を持って、靴や家電の代わりに、株や商取引の特売品を見つけてみてはいかがだろう

節約よりも、稼ぐことに重点をおく

いわんや貯金は大事なこと。投資することも確かに大切なお金を得る方法だが、いずれも基盤になるのは「お金を稼ぐこと」だ。貯金と投資、どちらも必要なのは理解していると思うが、より大きな目標を達成するには、もっと稼ぐことが必須。
お金持ちはこのことを理解していて、お金を稼ぐ他の手段を考え、いろんな手段を使って策に出る。 大金を得るためには、節約する能力ではなく、「稼ぐ能力」に磨きをかけよう。

感情的になっては負け!お金に対して合理的

『How Rich People Think』この本を書き上げるためだけに、著者Steve Sieboldは過去30年に渡って、世界1,200人の大富豪にインタビューを続けた。彼によれば、一般人と金持ちの間では、「お金に対する考え方が少なくとも100は違った」と記している。
その彼が発見した相違で最も重要な要素がこれだ。一般人はお金に対して感情的な面があるが、金持ちはお金に対して合理的。
感情的に金銭決定を下すことで破産しかねない。ウォーレン・バフェットは、投資にはお金よりも感情を上手くコントロールできるかの方が大事だという。感情的になると、人間はモノの価値を見失う。感情は捨て、合理的に考えることがお金を手にする最善の道だ。

つねに目標設定は高く。
そして、やりきる力がある

 

誰だって目標を設定する。しかし、一般人と金持ちでは目標設定の限度が大きく異なる。例えば、簡単に達成できてしまうような低めの目標設定をするのが中流。不可能で叶いっこないと周囲が思うようなことに設定するのが、大金を手にする人々。
彼らには、それが達成できるという確信がある。要は、すべて考え方ひとつ。目標を設定するときは、いま一度、「もっと高く設定できるはず」と、自分自身に問いかけることだ。自分の限界のもう一段上に。

仕事よりも行動力で示す

仕事に熱心になることは必要。それは誰にでも言えること。どんなことであろうと頂点に立ちたければ、たくさん労力を注ぐ必要がある。 問題は、ただがむしゃらに働いてもダメだということ。自分一人の力ですべてやろうとしたって、お金持ちになることはできない。大金を手にしてそこに留まるには、行動力が大切。外部委託から投資まで、行動力は広範囲で必要になってくる。行動力を増すことで、自分の人生やビジネスに重要と思えることに時間を割ける。
一般人とお金持ちを隔てる壁は、ごく小さなものからまるっきり違うものまで。あなたがお金持ちを目指す場合、彼らの考え方を持ち、彼らがするように行動する必要があるということだ。