仮想通貨のジャスミーコインは、個人情報の分散管理を目標とする仮想通貨です。
今までになかった画期的な取り組みではありますが、2022年4月現在は時価総額が小さくて成長段階にある仮想通貨ですので、投資は慎重に検討しなくてはいけません。
この記事では、仮想通貨のジャスミーコインについて、どんな仮想通貨なのか基本的な情報や、ジャスミーに投資すれば儲かるのか、今後の値動きや将来性を徹底解説しています。
ジャスミー(J M Y)とはどんなコイン?
ジャスミーは「ジャスミー株式会社」によって発行されたトークン(既存のブロックチェーン技術を利用して発行された仮想通貨)で、ERC20規格に則っています。
従来のコインと違う4つの特徴
ジャスミーは従来の仮想通貨と比べ、次のような特徴があります。
- 日本で作られた仮想通貨
- データの民主化を目指している
- SKG/SGの2つのコアサービスがある
- 個人データで報酬を得られる
日本で作られたコイン
ジャスミーは日本で作られた珍しい仮想通貨です。
ビットコインやイーサリアムを始め、現在時価総額上位にある銘柄の多くは海外で作られています。しかし、ジャスミーはソニー株式会社の安藤氏が設立した「ジャスミー株式会社」によって開発されました。
当然開発者は日本人で、経営陣の多くはソニー株式会社の関係者です。現状、有名な仮想通貨の中である程度知名度があるのはMONA(モナコイン)くらいです。
データの民主主義をめざしている
ジャスミーはテータの民主化を目指しています。つまりは、企業が情報を独占する現状を変えようというわけですね。
ジャスミー公式サイトには、次のように記載されています。
私たちは個人のデータを再び本来の持つべき個人の手に戻し、セキュアな状態で分散管理する「データの民主化」を実現することを基本思想としています。
SKG/SGという2つのコアサービス
ジャスミーにはSKG/SGという2つのコアサービスがあります。
「SKC (Secure Knowledge Communicator)」は、さまざまなデータを個人のものとして管理できるサービスのこと。具体的には、以下3つのサービスに分けられます。
3つの特徴
- サービスの利用に必要な本人認証&登録機能
- 個人データを分散管理、及び蓄積する機能
- 情報の保有者でデータの受け渡し&トレースできる機能
個人データで報酬が得られる
ジャスミー(JMY)の特徴としては個人データで報酬を得られるという点です。通常の仮想通貨で報酬を得るためには、価値のある商品を保有している必要があります。
しかしジャスミー(JMY)では労働や商品を提供する必要はなく、私たちが持っている「個人データ」に価値を見出しているのです。
ジャスミーの将来性に関する4つのポイント
ジャスミーを取引する人は、将来値上がりするのかどうか気になるでしょう。ジャスミーの将来性を考える際は、以下4つのポイントが重要になります。
4つのポイント
- ロードマップの実現
- 取り扱う取引所の増加
- データマーケットプレイスとしての価値向上
- IoTの発展
ロードマップの実現
ジャスミーのロードマップが実現すれば、それが評価されて価格が上昇する可能性があります。ロードマップをもう一度おさらいしてみましょう。
- 普及期
- 価値成長期
- エコシステム拡大期
- データマーケットプレイス確立期
まず、普及期ではコアであるSKG/SGの技術により、プラットフォームを利用するユーザーをの取り込みを開始。その次の価値成長期では、ユーザー数の更なる拡張やデータ量の増加を目指していきます。
エコシステム拡大期では個人データの価値を定着させ、ユーザーがデータを積極的に提供する状況を生み出すことで、データマーケットプレイスを実現させるという狙いです。
取り扱う取引所の増加
現在、国内でジャスミーを扱っているのはBitPointのみです。
しかし、今後より多くの国内取引所に上場すれば、より注目されて価格に影響を与えると予想されます。特に、Coincheck等の大手取引所へ上場すれば、価格に大きな影響を与えるでしょう。
データマーケットプレイス確立期
やはり最も重要なのは、データマーケットプレイスの価値向上ですね。
極端な話、ジャスミーの目指している「データの分散化」が大衆に受け入れられず、プロジェクトが挫折してしまえば値上がり益は狙えません。
ジャスミーは開発スピードがやや遅めです。
したがって、投資する際はデータマーケットプレイスがどのくらい浸透しているのか、将来性を見極める必要があります。
I O Tの発展
ジャスミー(JMY)の将来性に関するポイントとして、IoTの発展が挙げられます。
ジャスミー(JMY)はIoTプラットフォームとしての発展が期待されているのです。
IoTが発展していけば、個人情報を安全に管理できるプラットフォームとしてジャスミー(JMY)に注目が集まる可能性もあります。