2022年は歩活・移動系アプリ元年に
移動そのものが、カネを生む新時代の到来――。歩くだけ、移動するだけで、誰でも安定して稼げる歩活系アプリが、この1年で急増している。
ポイ活している方々がTwitter上で話しているー「これまでの歩活系アプリは頑張っても月数十円程度を稼ぐのがやっとでしたが、2020年10月に誕生した『トリマ』はコツを摑めば月500~1000円近く稼ぐことが可能に。また、同類アプリのなかで唯一“現金化”できることで話題になりました。 2021年10月には米国から『Miles』が上陸。AIが移動手段を自動判定し、世界中どこにいても1マイル(1.609km)の移動に対してポイントを貯められるアプリとして、テレビで紹介されユーザーが殺到。11月下旬から新規登録ができない状況が続いています」
ポイントの最大化を図るには
新旧・大小にかかわらず、多くの企業が歩活系アプリに続々と参入。
「このブームはSDGsに対する企業の社会貢献性と歩活系アプリの親和性が高いのがひとつ。AIが移動手段を識別できるようになった結果、自動車より電車、電車より徒歩と、エコで健康的な移動手段を選ぶほどマイルが貯まりやすい仕組みとなっている『Miles』のように、企業がユーザーに対して健康的な生活を訴求できるようになった。こうした技術革新もアプリ開発を後押ししています」
稼ぎを最大化する心構えとは?
さらに、従業員の健康を促進し、生産性を高めたいというのも企業側の狙いだという。では、アプリ利用者は、どのようにしてポイントの最大化を図ればいいのか。 「まずは、複数の歩活系アプリを登録してください。位置情報の許可などの条件はありますが、ポイントを同時に稼ぐことができます。歩活系アプリと並行して『楽天チェック』を利用するのもおすすめ。訪れた先でアプリ内に表示される店舗にチェックインすれば、楽天ポイントも貯められます。私は歩活系アプリを4つ駆使し、年間の獲得ポイントは1万円以上です。携帯の加速度センサーが歩数を計測するので、ジムのランニングマシンで使用する人もいます」 ブーム前夜の歩活系アプリ。「かつてのPayPay祭ではないですが、今後、各社のポイント合戦が白熱するのでは」と、これから押し寄せる大波に乗り遅れないよう、年末の帰省や大移動を利用して操作に慣れておくのが賢明と言えます。
実際使ってみて
<3日間の使用でどれだけ貯まった?>
- トリマ:1万2400マイル=124円 累計移動距離161km。累計歩数3万7719歩。総マイル数は、ボーナスや各種ガチャなどで得たマイル数を加えた数値。
- ノルク:475マイル=10円程度 累計移動距離54km。移動時間6時間45分。移動手段を識別するAIが驚くほど優秀。トリマに比べれば稼ぎにくいが、動画広告がないので煩わしさがない。”ほったらかし”で地味にマイルが貯まっていくのは嬉しいポイントだ
ただ移動するだけで月1000円以上が稼げる時代。