運用を始める前に知っておくべき3項目|資産運用の基本(2)

資産運用の基本2

 

みなさんこんにちは。

 

 資産運用って何?|資産運用の基本(1)の回で、資産運用とは何かをご説明しました。ブログをお読みになった方は、教育資金や老後資金を、ただ普通に預金しているだけではなかなか貯まらないということがお分かりいただけたかと思います。

 

 もちろん、将来が困らないほどしっかり稼いでいらっしゃって、資産も十分にお持ちの方は当てはまらないかと思います。

 

 しかし「現状の生活では将来が不安だな…」という方は、どうやって資産形成・資産運用していくのか、今の時点で考えておくことが大切ですね。時すでに遅しとなる前に、将来への備えに目を向け、ご自身のライフプランを考えていきましょう。

 

 今回は、資産運用と資産形成・投資と投機の違いや、資産運用を始める前に知っておきたいことについてお話しします。

 

資産運用・資産形成の違い

 

資産運用とは?

 

資産運用とは、「今あるお金や株などの資産を上手く活かして、お金がお金を増やす仕組み作り」のことです。そう聞くと、プロのトレーダーしか無理なのでは?と思う方もいらっしゃるかと思います。

 

 ですが、実はみなさんも身近なところで資産運用を経験しているんです。それが「銀行への預金」です。銀行に預けると、金利に応じて利息を受け取ることができますよね。この仕組みこそが、資産運用ということになります。

 

資産運用の種類

  1. 貯蓄(預金):元本が守られながら資産を蓄えられる
  2. 投資(株式投資など):成長の見込みがある株や企業に資金を投じて、資産を増やす

 

資産形成とは?

 

 一方、資産形成とは、「将来必要なお金を作り上げていくこと」といえます。

 

 資産運用も資産形成も意味合いは異なりますが、どちらもお金(資産)を作るということには変わりません。資産運用も資産形成も、目的を達成するための手段として貯蓄や投資があります。

 

資産形成と資産運用の関係

 

  1. 資産運用:今あるお金でお金を増やすこと
  2. 資産形成:お金を作り上げていくこと

 

 銀行の定期積立も、会社の財形貯蓄も、家での五百円玉貯金も、貯蓄の手段であり、資産形成の一つになります。しかし、貯蓄では預けた分のお金しか貯めることはできません。

 

人生100年時代と言われる現代では、投資という選択も場合によっては必要になってくるでしょう。経済状況の変化によって貯蓄と投資のバランスは変わります。

 

投資・投機の違い

投資とは?

 

 投資とは、「将来成長が見込めるモノにお金を投じることで、利益になって返ってくるのを期待することや、利益を得る行為」といえます。しかし、投資した時点では、本当に将来成長するかどうかは分からないものにお金を投じる行為なので、投資には元本保証はありません。高いリスクを負う分、低リスクな貯蓄で得られる利益と比べて、大きな利益が得られます。

 

投機とは?

 

 投機とは、「機会に乗じて短期間で大きな利益を得ようとする行為」です。分かりやすく言うと、安い時に買って高くなった時に売る、短期的な取引を指します。簡単なように思えますが、短期の売買で勝ち続けることは慣れたトレーダーでも困難だと言われています。

 

 投資と投機の違いは、投資対象の将来の成長を見越して、長期的な視野で利益を得ようとするのが投資であり、短期的な視野で利益を得ようとするのが投機になります。

 

資産運用を始める前に知っておきましょう。

 

 人生100年時代の今、誰にでも資産運用が必要となりました。しかし、ただ闇雲に始めるのではなく、大事なポイントを押さえた上で始めましょう。

 

1.メリットよりもデメリットとリスクの見極めを

 

 資産運用する際は、必ずその商品について十分に理解しましょう。

 

 資産運用には、「貯蓄型(元本保証がある)」「投資型(元本保証がない)」とありますが、いずれもお金がどのように運用されて収益が生まれるのか、仕組みを理解しておきましょう。メリットだけの商品は絶対にありません。むしろメリットより、その裏にあるデメリットやリスクを見極めることが重要です。デメリットとリスクを理解しておくことで、損失が出そうな場合などに適切な対策をとることができるので、最小限の損失で済ませることが可能になります。

 

 また、見落としがちですが、運用にかかる手数料などの必要な経費についてもきちんと把握しておきましょう。特に初心者の方の場合、「折角利益が出たのに、経費を差し引くと実際の利益はほとんどなかった」というケースもあります。経費を抑える方法を調べておくことも大切ですね。

 

2.分散投資で元本割れを防ぐ

 

 資産運用で怖いのは元本割れですよね。元本割れを防ぐ一番の方法が「分散投資」です。

 

 運用に関する有名な格言に「卵を1つのカゴに盛るな」という言葉があります。全ての卵を1つのカゴに盛ってしまうと、落とした時に全て割れてしまいます。しかし、カゴ自体をいくつか分けて盛っておけば、仮に1つのカゴを落としてしまっても、全ての卵が割れてしまうことは防ぐことができます。

 

 つまり、運用に関しても1つの投資対象に全ての資産を注ぐのではなく、いくつかに分けて運用することで、仮に1つが値下がりして損失が出たとしても、全ての資産を失うことは回避できます。

 

 しかし特に投資初心者の方で、分散投資を誤解している方が多くいらっしゃいます。

 

 分散と言っても、単純に投資先を分ければ良いというわけではありません。重要なポイントが「値動きの異なる資産(運用先)をバランスよく組み合わせること」です。

 

 例えば、「国内の投資対象と国外の投資対象」「株式と債券」といった分散がお勧めです。日本の中小企業株ばかりに複数投資するのは、「1つのカゴに複数の卵」と同じ状態ですので、必ず異なる地域や市場を選んで組み合わせることが重要です。

 

 また「時間分散」といって投資する際に一度に購入せずに、複数回に分けて(時間をかけて)購入する方法があります。代表的なものとしてドル・コスト平均法を利用した積立投資や投資信託です。積立投資は時間を武器にした投資手法で、比較的低リスクで初心者は始めやすいと言われています。

 

3.リスクとリターンは表裏一体

 

 資産運用の大原則として、リスクとリターンは表裏一体ということを理解しておきましょう。大きなリターンがある投資対象には、必ず相応のリスクがあります。

   

 ここで注意していただきたいことは、「リスク」は「危険」という意味ではなく、ただの「可能性」ということです。

 

 投資において、リターンが大きくなるということは、その投資対象の価格の振れ幅や変動幅が大きいということです。つまりリターンが大きく上振れするものは、状況が変わると大きく下振れする可能性(リスク)があります。高い利回りで魅力的な金融商品は、それ相応のリスクを取った商品だと理解して運用しましょう。

 

 ただし、先ほどもお伝えしたように「リスク=危険」ではなく、リスクとリターンはあくまでも単なる値動きの幅です。値動きの幅は、時間を味方にして分散投資することで、ある程度抑えることができます。

 

まとめ

 今回は、資産運用と資産形成・投資と投機の違いや、資産運用を始める前に知っておきたいことについてお話ししました。

 

 投資と聞くとハイリスクばかりのイメージが先行して、投資をするのが怖いと感じている人も少なくないと思います。運用方法によっては確かにハイリスク・ハイリターンな投資もあります。

 

 しかし、できるだけ資産を守りつつ時間を武器にして運用していく方法もあります。賢く運用していくには、ご自身の生活や現在の資産、運用目的に合わせて、適切な運用方法を見極めることが大切です。

 次回は、資産運用のメリット・デメリットについて解説します。

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