金融リテラシー“お金との付き合い方”

お金やお金の流れに関する知識や判断力=「金融リテラシー」

 

私たちは、毎日の生活の中で、「モノやサービスを買う」「給料や代金を受け取る」「目的をもってお金を貯める」または「お金を借りる」など、様々な形でお金にかかわって暮らしています。

私たちが社会の中で経済的に自立し、しっかりと生きていくために欠かすことのできないものです。ここでは最低限身に付けておきたい金融リテラシーについて解説します。

 

日本人の金融リテラシーは低い・・・

日本人は金融リテラシーが低い」という話をよく耳にしますが、果たしてそれは本当なのでしょうか?金融広報調査委員会は18歳以上を対象に実施したアンケート調査を元に確認してみましょう。

アンケートの正答率から外国諸国との金融リテラシーの差を測定したデータが以下の表になります。

どの年代においても、米国の正答率の方が上回っていることがわかります。

さらに、イギリスやフランス、ドイツなどのヨーロッパ諸国と比較しても、日本の正答率は下回っているほか、金融行動や考え方でも差が開いていることも調査で判明しています。

これらの調査結果から、欧米に比べて日本人の金融リテラシーは低いと言えるでしょう。

グローバル社会で生きていくには金融リテラシーを高めることは必須条件なのです。

金融リテラシーを高める3つのメリット

金融トラブルに遭いにくくなる

金融トラブルの種類は多くありますが、詐欺的な投資勧誘による被害が一つ挙げられます。

難しい単語を並べられ、気付かないうちに騙されているというケースを避けるためにも、金融リテラシーを高めることは非常に大切です。

キャリア転職に役立つ

財務知識があると経営層とコミュニケーションが取れるようになったり、営業先の企業の決算資料を読んでニーズに気付けるようになります。

また、簿記の資格を取得していたり、経済や金融のニュースを理解できる人は就職や転職時に有利になります!

資産形成ができる

平均寿命が伸び、「人生100年時代」と言われる現代では資産形成が欠かせません。

銀行預金も資産形成の1つの方法ではありますが、金融リテラシーを高めることによって「投資」もできるようになります。

金融リテラシーを高める方法

金融リテラシーを高める方法として一番おススメなのが「投資の勉強と実践」です。

株式に限らず「投資」についてしっかりと勉強し、実際に少額でも投資することで金融リテラシーを高めることができます。

投資のリスクとリターンの関係性をしっかりと理解した上で、自分のお金を実際に投資してみましょう。

そうすると新聞やニュースが目に入るようになったり、なるべく利益を出せるように投資や金融の勉強がしたくなったり、自然と金融リテラシーが上がっていきます

投資にはさまざまな種類があるので、マネーカレッジでぜひ勉強してみましょう!