投資の基本知識マニュアル Investment

1.投資の基本

〜ライフプランを考える〜

ライフプランとは、将来に向けた人生の設計図のことで、人生の中で想定される大きなイベントのタイミングを考え、必要なお金を把握して計画を立てることをいいます。
 人生の中ではさまざまなイベント(就職や結婚、子どもの教育、住宅購入など)が起こり、たくさんのお金が必要になります。その際に、「想定していなかったためにお金が足りない」と困らないように、予めどのくらいのお金がかかるかを想定して備えておくことが肝要です。また、老後の生活や相続について具体的に想定しておくことも、ライフプランといえます。
  具体的なライフイベントとお金とは下記のような関わりがあります。

就職・転職

  • 収入がどれくらいになるか。転職する場合はどれくらい収入差があるのか。

結婚

  • 結婚式はするのか、またその際の費用はどれくらいかかるのか。

子ども

  • 子どもが欲しいのか。欲しい場合の出産費用、子育てや教育費用がいくら必要か。

住宅は賃貸か一戸建てか

  • 賃料や購入費用はいくらかかるのか。

老後の生活

  • 老後の資金はどれくらいかかるのか。

自分のライフプランを想定して備えておくことは、将来のビジョンを明確にすることに繋がります。その結果、思い描いたイベントを実現でき人生を充実させることができるでしょう。

チェックポイント

投資は、「漠然とお金を増やしたい」ではなく「いつまでにどれくらい必要」というのをより具体的にイメージすることが重要です。

2.貯蓄と投資の違い

貯蓄

お金を蓄えること。すぐに使うことができ、流動性が高い。

投資

将来有望な投資先に中長期的に投資し資産を増やすこと。

「資産形成」の方法は大きく2つ、「貯蓄」と「投資」に分かれます。まずは「貯蓄」と「投資」の違いを説明します。
貯蓄とは、お金を蓄えることです。一般的に銀行で普通預金や定期預金に資金を預けることがこれに当たります。貯蓄では大きく増資することはできませんが、家計の基本であり、元本を確保しながら安全に資産形成ができます。
 一方投資とは、利益が見込まれる投資先に中長期的に資金を投じることです。一般的には株式や投資信託、債券などがこの投資に当てはまります。元本は保証されませんが、貯蓄よりも大きな増資が期待できます。
 ここで重要なことは、資産形成の目的と家計状況に応じて、貯蓄と投資を使い分けることです。
 まずは目的から考えます。例えば銀行などに預けている普通預金などは、基本的にいつでも自由に引き出すことができます。日常生活資金などは自由に引き出すことのできる(流動性が高い)「貯蓄」が適しているでしょう。一方で、教育への資金、老後の資金など、将来のために少しずつ増やしていくお金に関しては、準備期間を長く取れることから株式や投資信託などを利用した「投資」の形で中長期的に少しずつ増資することが可能です。
 しかし投資はリスクを伴います。元本が減る可能性があるため、近い将来に必要な資金や、必要な時期が明確に決まっている資金は投資には不向きです。そのため家計状況を考え、投資に回せる余裕資金が現状の家計にあるかが重要となります。
 余裕資金とは、投資した資金を仮に失ってしまったとしても家計にさほど負担を与えない資金のことです。毎月貯蓄できる金額の中で、特に目的がない資金があればそれは投資できる資金と言えるでしょう。
 このようにその時々の資産状況や今後のライフプランなどに適した方法を考え、貯蓄と投資を使い分けることが資産形成には大切です。

3.リスク

投資は上手に行うことで増資が望める魅力的な資産形成の手段です。しかし必ずリスクが伴うので、どんなリスクがあるのかを理解した上で投資を行うことが重要です。
 しかし一口にリスクと言っても様々な種類があるので、投資におけるリスクの代表的な例を把握しておきましょう。
 これらのリスクはいわゆる「危険」や「損失」のことではなく、「可能性」のことを意味していることに注意しましょう。

株価変動リスク 株(株式)の価格が上下する可能性のこと。
日本国内や海外の景気や経済、社会情勢の変化、株式市場の需給関係など、様々な要因で株価が変動します。
信用リスク
(デフォルト・リスク)
株式や国債・債券などの有価証券を発行している国や企業が、財政難や経営不振などの理由により、債務不履行(投資家から預かっていたお金や利息の一部または全部を返済する能力がなくなること)が起こる可能性のこと。
信用力の低い国や企業ほど信用リスクは高くなります。
流動性リスク 市場(マーケット)で売買が極端に少なくなることで取引が成立せず、金融商品を売りたいときに売ることができなかったり、希望する価格で売れなかったりする可能性のこと。
企業の不祥事などで上場が廃止されると、その株式の出来高が減少し、値がつかず、売却できなくなるという事態が起こることがあります。
金利変動リスク 金利の変動によって、資産の市場価格が変動する可能性のこと。
特に債権は金利の変動に影響を受けます。金利が高くなると金利の低い債券を売ってもっと有利な投資をする投資家が増えるため、金利が上昇すると債券価格は下落し、金利が低下すると債券価格は上昇します。
為替変動リスク 異なる通貨の為替相場の変動により、外貨建ての金融商品の価値が変動する可能性のこと。
例えば、ドル建て(輸出入契約や資金の貸借などで、ドルにより価格が表示されていること)で金融商品を持っている場合、為替相場が円高・ドル安に動いたときには日本円で見たとき外国証券の価値が減少することになります。このドル建てで持っている金融商品の価格が、将来の円高・ドル安によって価格が減少する可能性のことを「為替変動リスク」といいます。

4.投資の種類

一言で投資といっても、投資の種類によって「投資対象」「期間」「必要資金」などは大きく異なります。自分の投資目的や投資資金と照らし合わせて、自分に合った投資商品を見つけてください!

国債

国債のメリット

  • 国が発行している債権なので、安全性が高い
  • 銀行預金よりも金利が付くのでお得!

国債のデメリット

  • いつでも購入できるわけではない
  • 最低でも最初の1年間は換金(解約)できない

FX

FXのメリット

  • 自己資金の何倍もの金額を取引できる
  • 平日24時間いつでも取引できる

FXのデメリット

  • 深夜でも価格変動が起こる
  • 取引手数料が業者によって大きく異なる

外貨建て

外貨建てのメリット

  • 流動性が高く、いつでも引き出せる
  • 国によっては、利息が高い

外貨建てのデメリット

  • 外貨建ての口座を保有する必要がある
  • インフレやカントリーリスクがある

仮想通貨

仮想通貨のメリット

  • 24時間365日いつでも取引可能
  • 投資対象としてではなく、決済手段として実生活でも使用可能

仮想通貨のデメリット

  • 価格変動が激しすぎる
  • ハッキングで、ある日突然全財産を失う可能性がある

NISA

NISAのメリット

  • 年間120万円以下で購入した金融商品によって得た利益分の税金を払わなくてもよい!

NISAのデメリット

  • 一人一口座までしか持つことができない
  • 最大で5年間しかNISA口座を利用できない

株式

株式投資のメリット

  • 企業経営に参加できる
  • 何もせずに、配当金や株主優待がもらえる

株式投資のデメリット

  • 必要資金が比較的高い
  • 銘柄(投資先の企業)探しに時間がかかる

不動産

不動産投資のメリット

  • 比較的安定した経営が可能
  • 現金ではなく資産として保有できる

不動産投資のデメリット

  • 高度な不動産の専門知識が必要となってくる
  • 初期費用が非常に高額である

投資信託

投資信託のメリット

  • 自分で取引しなくていいので楽チン!
  • 専門家が運用してくれるので安心

投資信託のデメリット

  • 運用益に応じて専門家に報酬を支払う必要がある

短期間でガッツリ儲けるなら!

  • FX
  • 外貨建て
  • 仮想通貨
  • 株式

中長期で資産運用を考えるなら!

  • 国債
  • NISA
  • 不動産
  • 投資信託

5.まとめ

いかがでしょうか。投資と一言で言っても多くの種類が存在することがお分かりになりましたでしょうか?
ある程度投資経験がある方であれば、自身に合った投資を見つけられるかもしれません。
ですが、生涯サラリーマンとしてコツコツ貯蓄をしてきた方が、何の知識もなく投資で利益を得るのは非常に難しいことです。
最初は、投資資金を抑えることができるレバレッジの効いた投資を行い、ある程度まとまった資金を得ることができた際は、リスクの低い投資へもポートフォリオを組む方法が良いと考えます。理由としては、どんなに低いリスクの投資であっても、“ゼロ”とは言えないからです。
長年貯めた貯蓄の大半をレバレッジの効かない商品に投資し、元本を割り込んだとしたら・・・?
心理的に不安になり、ストレスが溜まりますよね。
心理的不安は結果を慌てさせ、取引に非常に影響を与えます。

急ぎ足で資金を得たい気持ちはよくわかりますが、リスクとリターンの関係をよく考え投資することをお勧めします。

当塾では、投資について色々な角度からアドバイスしております。投資にご興味のある方は、お問合せください。

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